大学生などの給付型奨学金 来年度から一部支給へ

12/19文部科学省は、家庭の経済的な理由で大学への進学を断念したり、奨学金の返済に苦しむ卒業生が増えていることを受け、返済不要で利用できる給付型奨学金の導入を決めました。

給付の対象となるのは、住民税非課税世帯で、高校が推薦し一定の成績を収めた学生など1学年およそ2万人です。
金額は、以下の通りです。

  • 私立大学の下宿生が4万円
  • 私立大学の自宅生・国公立大学の下宿生が3万円
  • 国公立大学の自宅生が2万円
  • 児童養護施設などから進学した学生に対しては入学時に24万円

この給付型奨学金の本格導入は平成30年度ですが、私立大学の下宿生と養護施設などから進学する学生に対しては来年度から先行して給付します。

また、来年度から住民税が非課税の世帯の学生について、無利子奨学金の成績基準を実質的に撤廃するほか、卒業後に所得が低い場合には2000円からの返還となります。